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2016年1月 9日 (土)

今年も節制

新年あけましておめでとうございます。

ノンプライベートな私には別にどうってことのない年末年始でしたが、職場の人のペットを預かったりして(個人的には)例年より充実した日々を過ごせました。年賀状は毎年のように数を減らし、誰に送ったか、誰から送られてきたかもろくにチェックせず、枚数も憶えていない。ましてやパソコンで印刷した年賀状に一言コメントすら書かない。まー、友達がいない極めつけの理由でしょうね。




初詣は近くの神社に行き、毎年恒例のおみくじを引いたところ、結果は微妙な「末吉」。「疾病…長引く」などと書かれているところを見ると、良いか悪いかと問われたら悪い運勢なのでしょう。まぁ、今の心境で大吉なんて言われる方がもっと嫌だから、末吉でいいんですけど。枝に結び付けずにちゃんと持って帰りましたし。

…ちなみに後日、別の神社でリベンジした結果は「吉」。おみくじの運勢に関しては諸説あるが、吉は末吉よりも悪いらしい。リベンジしたらさらに悪くなった。去年はまぁまぁマシな年だったように思うが、それは今思えば浅草寺で「大吉」を引いた恩恵が大きい気がする。つづけさまに末吉と吉を引いてしまった今年は一体どうなることやら。


この結果が遠い未来でなく、現在の私の心象を表しているとしたら大正解だけどね。年末年始からさらにトゲトゲし、神棚のご神体を相手に喧嘩を売りまくった私の運勢が大吉なんてことはまずあり得ない。初詣でも、今年こそ良い年にしてくださいよ!と偉そうに賽銭箱の前で祈ってきた。

そのすぐあとに引いたおみくじの結果が良いはずがない。さすがは神様、私のギスギスした心象が手に取るようにわかるらしい。






10枚だけ買った年末ジャンボの結果は全敗だったし、私の長年の夢である「マイホームを建てる」成就にはまだまだ時間がかかりそうだ。10億円が当たっていれば家ぐらい安いものだったはずなのに、当たらんものだな。

この無謀とも言える夢を追うあまり、最近では不動産のチラシを見る目が変わってきた。さすがに見積もりを取ってもらったことはないが、コツコツ貯金をしていればいつか…。


…なんて夢見てしまうんだな。




もちろん、現在の薄給では到底無理。実現したら本が一冊書ける。それでもところ構わず口にするせいで、職場の人はほぼ全員が知っている。年明けの出勤日、新年の挨拶もそこそこに「10億当たった?」「家買った?」と聞かれた。残念ながら宝くじはすべてハズレ。夢の実現はまた持ち越しになりました。


いつだったか、「夢」と「意地」は違うと記事に書いた気がする。思うに、「夢」と「願い事」も違う。願い事は神様にでも祈ればどうにかなる(かもしれない)が、夢は自分が努力しなければ実現することはない。神様に「家を建ててくれ」なんて言ったところで叶うはずがないのは当然。やはり自分で貯金するしかないのでしょう。


自分の家を建てる夢を抱いたのは、記憶にある限りでは小学生のころ。こんなガキンチョが一体どこで影響を受けたのか、「自分の家を建てれば将来は安泰」と思い立ち、親からもらう小遣いやお年玉をすべて貯金する生活を始めた。その癖は大人になってからも変わらず、「そろそろ家が建つんじゃないの?」と言われるほど節制している。食費など必要な経費を除けば、私は月1万円もあれば充分生きていけると思う。




私はこれまで、自分のシュミはとことんゲームだと思っていた。だけど、それすらも「お金がもったいない」と買わなくなり、今は自分でもびっくりするほどゲームに手をつけなくなった。好きな本や映画のDVDも買わなくなり、唯一残ったシュミといえばお金がかからないサスペンス鑑賞ぐらい。

私は思うのだが、人にとってシュミとは、いくらお金がかかっても優先すべきことである。どんなにお金がなくても、車が好きな人は車を買うし、おしゃれが好きな人はおしゃれに磨きをかける。コレクションをすることも、エステに通うことも、ゲームをすることも、その行動を取ること自体がお金の価値を上回ったとき、人はそれをシュミと呼ぶのだろう。


私の場合、いつしかすべての行ないがお金の価値を越えなくなった。たとえばボーナスが入ったとき、そのわずかなお金でゲームを楽しむか、それとも未来のために貯金するか、二者択一の問いには私は迷いなく貯金を選ぶ。もはや貯金がシュミと言うべきだろう。なにしろ散髪代がもったいないから、という理由でセルフ散髪&染髪する技術を磨いた人である。私が美容にかけるお金は、驚くなかれほとんどゼロ。


これで明日死んだらどうするつもりなんでしょうね?




この(ある意味で)恐るべき事実に気付いたのはつい先月のこと。私のシュミは貯金です…なんてこれではまるで守銭奴ではないか。好きなゲームも買わない。好きな物も食べない。好きな映画も見ない。ただ金をため込むだけ。他人のお金に手を出さないだけマシかもしれないが、まさに現代版カネゴン…。


怪獣に変身してしまう前に、たまにはちょっとぐらい遊んでもいいんじゃないの。好きなゲーム買おうよ。美味しいもの食べようよ。と、自分に語りかけてみたりしている。

だが、冗談抜きで現在の収入は少なく、これからまた少なくなるかもしれない。本当に今も危機に瀕している。お金がなければいつ路頭に迷うかわからない。そんな予言めいた恐怖は小学生のころから持ち続けている。だから家を買おう。住居を持っていれば当面は安心だから。自分でもよく憶えていないけど、小学生のころ本気でそう思ったんだよな。ドラマの影響かな。




夢は夢として置いといて、たまには贅沢をしてもいいと思う。旅行にも行かん、食事にも行かん、服装や美容にもお金をかけない、毎日のご飯さえ抜く、こんな奴が家を建てたところで幸せになれるのか疑問。たまには思いきって贅沢しながら夢を追えばいいんじゃないかな。自分の幸福を我慢してまで追う夢は夢ではない!



…なんて書くだけならタダなので書いているが、実行するかどうかは別の話。(懲りていない)

ここまで書くと、さすがにものすごい不気味な人間だと思われているだろうが、本当に切実にお金がない不安に襲われることがある。なにも贅沢をしたいわけじゃない。ただ普通の人と同じまともな生活を送るためには、なによりも先にお金が必要だとわかっている。安定した未来のためなら私は平気で今のメシを我慢できる。昔からずっとそういう人なのです。



だからたぶん、今年も貯金ざんまいの年になるでしょう。薄給も積もれば家が建つ。その言葉を実現すべく、今日も節制、明日も節制。

…が、たまの贅沢も許してほしい。今年は思いきってゲーム買おう!



ふと思い返せば、10億当たって家を買い、内装をどうするか考えているときが一番幸せだった。この部屋はああしよう、こっちの部屋はこうしよう、壁紙は何色で…って、当たりもしないくせによくもまぁあそこまで空想を膨らませられたものだと思う。

今欲しいものは?と聞かれたら、考えるまでもなく「家」と答えるでしょう。こういう人なんです。なんかもう清々しいほどカネゴン的な性格で、いつか自分が家になっちまうかもしれません。そんで何も知らずに入ってきた人間を食べてしまうとか…。億万長者にはなれないが、都市伝説になれるかもしれないな。






(謝罪:新年早々、くだらない記事を読ませてすみませんでした)

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Ⅶ.雑記保管庫」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。

シュミは貯金、すばらしいと思います。
浪費家より貯蓄家です!

この業界は本当に貧しいようで、今新しいアパート探しをしていますが、本当に質素なアパートしか選べないです。
貧しい業界であることは覚悟して飛び込みますが、同じ世代でマイホーム持っている人を目の当たりにすると、心の底から「うらやましくなんかない!」とは言えないです(笑)

今年もよろしくお願いします☆

あけましておめでとうございます。

貯蓄家といえば聞こえはいいですが、私の場合は度を越している気がします。欲しいものを徹底的に我慢して未来に残すのも、じゃあ明日死んだらどうするの?と考えたらただの虚しい行為のように思います…。

うまいこと儲かる仕事が見つかればいいですけどね。私の周りでは、常勤1:非常勤9ぐらいの割合でしょうか。それも派遣だったり嘱託だったりするので待遇はお世辞にも良くないです。
だけど、やっぱり家欲しいですね。頑張って貯めます。

こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

はじめまして(^-^)
臨床心理学、大学院、で検索して辿りつきました。
私は40代の専業主婦なのですが、高校生の頃から臨床心理士に憧れ続け早20年以上、もう管理人様は私にとっては羨ましいばかりの輝かしい人生です。
子供が中学生になりそろそろ仕事がしたいと思ったときに、やはり臨床心理士になりたいという夢を諦められず…
そうすると大学院に行くしかありませんが、大学院進学は調べれば調べるほど難しそうですね。
私が行きたいと思っている大学院は自分の卒業した大学でもなく学科も違うのです。(当時レベルと倍率が高くて臨床心理学科に入れなかったのです)やはり他大学他学部からは難しいですか?
また大学院生活と主婦の生活は両立できそうなものでしょうか?
母がいわゆる毒親で悩み苦しんできたので、物心ついたときから、同じような立場の精神的に困っている人、苦しんでいる人の助けになりたいと切望していたのです。
いきなり長文すみません!
もしよかったらお返事頂けると嬉しいです。

>> もんたん 様

春から大学院に通う者です。
参考になればと思い、下記に情報を記します。

※管理人者様
不適切な内容でしたら、本コメントを削除していただいて構いません。

・他大学他学部(学科)からの進学について

私の場合は、他大学他学部出身(+社会人)でしたが、複数の大学院から合格をいただきました。
「他大学」出身ということで、差別化している大学院はおそらくないはずです。
「他学部」については、入学しづらい大学院は存在すると思われます。
表向きには「他学部からの進学は不可」とは書けないのでしょうが、情報を集めていると、「他学部から進学するのは不可能ではないけれど、限りなく可能性が低い」という大学院は存在すると思われます。
受験する大学院をある程度選べば、他大学他学部からの進学は十分に可能だと思います。

今の時期は、公認心理師法の施行について、十分に注意を払った方がよいと思います。
心理学部以外の出身で、公認心理師資格の取得も視野に入れておられるようであれば、公認心理師法が施行される前に大学院に入学しないと厳しいかもしれません。
法律を読む限りでは、公認心理師法施行後は、大学学部へ入り直さないと、公認心理師の受験資格が得られなさそうに読めます。
公認心理師法の情報については、まだ決まった情報はないので、また、インターネットに書いてある情報も憶測に基づく情報が多いので、官報に記載されている公認心理師法を直接ご覧になることをおすすめします。

長文失礼いたしました。

春から大学院生さん、わざわざありがとうございます。学生上がりの私にはわからないことだったので助かりました。


私の周りでは、40歳前後で一度社会を経験し、大学院に入られた方は大勢いらっしゃいます。私と同期生だった女性の方は他大学・他学部出身で、入学のために専門の予備校に通っておられました。その方も結婚しておられ、家では専業主婦をしながら勉強・通学されていました。なので、絶対無理ということはないと思います。

入学すれば、授業、修論研究、実習、大学院付属のカウンセリングルームがあればそこで実践的な検査やカウンセリングなど、やることはたくさんあります。それと主婦業が両立できるかというご質問には、私は明確にはお答えできないですね…。学生の人数、規模、専門、先生方の特色、卒業後の進路、待遇の良し悪しなど、大学院によって大きく違います。

資格を取ってしみじみ思うのですが、臨床心理士というのは(私個人としては)まるで儲からないし、とことん人と向き合う仕事なので、自分や相手の嫌な部分があからさまに見えてきます。ストレスをどんどん消化していかなければ自分が潰れるので、簡単な仕事ではないと毎日感じています。

でも、この社会には必要な職業です。辛いながらもやりがいはあります。公認心理師という国家資格の登場で、臨床心理士はこれからどうなるんだとざわついている現状ではありますが、そんな中でも目指そうと考えておられるもんたんさんには(年齢や経歴など関係なく)心からエールを送りたいと思います。

これで答えになっているかどうか微妙ですが、参考になれば幸いです。

管理人様、春から大学院生様、ご親切なお返事本当に本当にありがとうございます!!
非常に参考になりました!身近に院生も院卒の人もいないので(心理学を専攻してる人も)雲をつかむような感じだったのですが、少しだけ分かってきたような…
公認心理師のこと恥ずかしながら知りませんでした。ありがとうございます。たしかに心理系の資格に国家資格がないのは疑問でしたが、臨床心理士を格上げするのではなくそういうかたちを取るんですね。こちらのことも勉強しなくては。
そして、お忙しいところ、さらに質問をして恐縮なのですが、学費は私大だと二年間でだいたいどのくらいを考えていたほうがいいのでしょうか?もちろん資料は取り寄せたのですが総額が分かりづらくて…
また学校には何日何時間くらい行くようですか?大学では法学部プラス教職課程を取っていたのですが、余裕がありこの程度なら主婦業となんとか両立できそうでしたが、臨床心理学科の院生の授業やライフスタイルが全く分からないので…
何度も質問申し訳ありませんがもしよろしかったら教えて頂けるとありがたいです。

学費は大学院によってまちまちですが、ネットで調べたところ、入学金に25~30万、年間の学費に70~100万(×2年)ほどが相場らしいですね。それに受験料もかかりますので、高いところだと総額200万超するのでしょうか。(私は内部進学組なので、他大学からの進学に関しては不勉強です。ごめんなさい)

私の場合、1年目の前期は週5でがっつり授業を受けていました。後期から実習が始まると、週1は実習で完全に潰れるので、実習1日+授業4日で土日は休みというライフスタイルでした。また、夏休みなどの長期休暇中には集中講座を受けたり、カウンセリングをしたり、授業が休みでもなんだかんだ大学には行っていました。

2年になって修論が追い込みに入ると、分析に必要な統計ソフトが大学にしかなかったりするので、夜遅くまで残ってパソコンをいじっていました。このころになると授業はほとんど終わっている(1年目に取るだけ取っている)ので、やることはひたすら修論研究とカウンセリングと実習でした。授業以外でもやることがたくさんあるので、自主的に時間を見つけて作業を先に進めなければなりません。

同期の人たちと食事に行って愚痴をこぼしたり、立場は学生なので気楽なものでしたが、意地悪な教授にいびられたりと苦痛なことも多少ありました。心理学の専門家(特に偉い人)は意地悪で偏屈な人が多いです。ましてや大学に派閥があったりすると余計にやりにくい。自分の興味のある分野を研究させてもらえるかどうか、というのも結構大事です。

私にお答えできるのはこの範囲でしょうか。
わかりにくいところがあったらまた聞いてください。

>> もんたん様

学費については、少し古いですが、『臨床心理士を目指す人の指定大学院完全ガイドという本が参考になると思います。

その他、大学院全般についての情報については、「臨床心理士指定大学院入試対策講座」というインターネットサイトが参考になると思います。

繰り返しの情報になりますが、大学院に入る時期によっては、「臨床心理士の受験資格は得られたけれど、公認心理師の受験資格は得られなかった」という状況に陥る可能性があるので、公認心理師法の施行については、注意しておいた方がよいと思われます。

お忙しいところ何度も回答して頂きありがとうございます(^-^)
学費やはりそれぐらいかかるんですね(>__<)
また質問しちゃうかもしれません💦
管理人様、見ず知らずの私の突然の質問に親切に答えて頂きありがとうございました。
とても嬉しかったです。
(あと春から大学院生様も)
管理人様の優しい行動が私というひとりのストレイシープの助けになりましたよ。
若き臨床心理士の管理人様、いろいろな想いもあると思いますが、人をを救える立場に立てているあなたは私にとっては眩しすぎるくらいです。
素人が簡単に言うことではありませんが、ご活躍を祈念しています!

いえいえ、ご丁寧にありがとうございます。少しでもお役に立てたならブログをしている甲斐があったというものです。(基本たいした内容は書いていませんが)

最近の生活は逆境ばかりで気が滅入ってしまっていたのですが、もんたんさんとのやり取りで我に返りました。「ああ、そうか。自分は心理士だったんだ」と(笑)
そういう意味でも私にとってとても励みになりました。温かいお言葉をありがとうございます。私も及ばずながらもんたんさんを応援しています(*^。^*)

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ひとりごと

  • GYAOで『ペット・セメタリー』を観た。ホラー小説で有名なスティーブン・キング原作である。この手の映画はなぜヤバい奴がいるとわかっている屋敷にひとりで踏み込むのだろう。バラバラにされた人体の一部でも降ってきたらどうするんだ!と思ったが、そんなことはなかった。ちなみにペットとタイトルに名がついているものの、結局一番怖いのは人間だと理解した。
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