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2015年12月23日 (水)

サスペンス脳

先日、「下町ロケット」が最終回を迎えましたね。

…が、展開が速すぎて「えっ、これでもう終わり?」と正直戸惑った。話は面白かったけど、あまりにもトントン拍子に事が運び過ぎだと思う。個人的にはガウディ編よりロケット編の方が好き。吉川さんもかっこよかったし。


てか、あれで一番かわいそうなのは世良さんだよなぁ。小泉さんや他の悪役どもにいいように利用され、結局開発がうまくいかなくて患者を死なせて失脚することになろうとは…。教授ともあろう人が他人の口車にホイホイ乗せられ、ちゃんと自分の頭で後先考えて行動しなかったからああいうことになったのでしょう。

何事も他人任せはいけません。そして、弟子の研究結果を盗むような真似をしてはいけません。あとで絶対こうなるから。




もともと私はサスペンスドラマが好きで、それ以外のドラマにはあんまり興味を持たない。今は昔よりまともなドラマが減って、無駄に顔だけは達者な女優や男優がゴチャゴチャやっているだけのような気がする。それよりは「犯人は誰だろう」「動機は何だろう」と考えるサスペンス物の方が断然面白いし、頭の体操になる。妙な俳優による妙なシナリオのドラマは、どれだけご立派なスローガンがついていても見る気にならん。

小泉さんはサスペンス物で主人公を演じることが多いため、「下町ロケット」の悪役という立場には大いに興味があった。すると、ふぅむ…。確かに悪役っぷりは素晴らしかったが、最終回の転落は意外とあっけなかった。(制作上の都合もあるかもしれないが)


もっとこう、サスペンスドラマの黒幕官僚みたいに足掻いてほしかったというのが正直なところ。悪役を応援するわけではないが、トカゲの尻尾(部下)切りで物事を解決する悪役なんてザラにいる。部下をうまく手なずけられず、最後に足元をすくわれた小泉さんの役どころは(私に言わせれば)間抜けだったと思う。




ああいう正義vs悪のドラマは、人物それぞれの心情が怨恨や悔恨を誘発する物語でもある。正義には正義の、悪には悪の、それなりの理屈や動機があるのだ。幸運にも「下町ロケット」は人が死なないドラマだが、サスペンスを見すぎていると「登場人物が後ろから刺される」恐怖に駆られる。殺人の動機として「会社の実権を巡ってトラブル」なんてあまりにも定番。主演の阿部ちゃんや吉川さん、果てはその部下の方々など、悪役の手によって本気で消されるのではないかと常にビクビクしていた。


最終回の阿部ちゃんと小泉さんのシーンなど、敵同士で2人きりで会うなんて自殺行為だよ!後ろから刺されたらどうするの!とずっとヒヤヒヤしていた。小泉さんが悪役にしては冷静で、逆上して人殺しをするような人じゃなかったからいいようなものを、敵の本拠地にひとりで踏み込むとか無茶が過ぎるよ、阿部ちゃん!

殺されないにしても昏倒させられて監禁されるとか、証拠隠滅を謀られるとか、いろいろ考えられるから絶対に敵の本拠地にひとりで赴いてはいけません。それはサスペンスでの刑事や探偵にも言えることだよ。犯人がわかったからってひとりでのこのこ行動するとか命が惜しくないんですか? 刑事なら2人以上で動く、捜査権のない探偵や検事はあちこちひとりで嗅ぎ回らない、どうしてあの人たちはそんな簡単なことさえ守れないのでしょうか。



こんな重度のサスペンス脳を持つ私は、「人は都合が悪くなると他人を刺す」という偏見にまみれているのだと思う。私にとってレギュラーメンバー以外はすべて容疑者。刺される危険、刺す危険、どっちもある。レギュラーの誰かがダークサイドに落ちるときは、大体その俳優さんの降板が決まっているとき。まれにゲストで出ることはあるけど、ダークサイドに落ちたレギュラーメンバーが戻ってくることはまずない。

だからずっと疑惑の目で見ていたのだが、「下町ロケット」に出てくる人々はどんなに都合が悪いときも他人を刺しませんでした。本当によかったと思います。





サスペンスといえば現在は「相棒」と「科捜研」を見ている。

あれは本当に登場人物すべてを疑わなきゃいけないドラマだよ。「相棒」なんて前回のラストで文字通り相棒が逮捕される事態になってしまったんだから…もう、ねぇ。これからは何を信じてドラマを見ればいいのやら…。こうなってはもう登場人物のすべてが信用できん。


噂によると、「相棒」は視聴率が下がっているらしいじゃないの。だが、ニュースで言っているように反町さんのせいではないだろう。問題があるとすれば水谷さんの番組の私物化なんじゃないのか。あの人はドラマを私有物のように扱い、好きなようにキャストを入れ替えているとかいう噂だからなぁ。今の「相棒」は小野田官房長もいないし、三浦刑事もいないし、たまきさんもいないし、たまに再放送を見ると「あのころは良かったなぁ」としみじみ思う。

個人的には初代相棒の亀山さんが好き。キャラを総合して一番好きなのはイタミン。この人だけはいまだにガラケーを使っている。私でさえとっくにスマホに変えたというのに…。あの人は一体いつまで「難しいことはわからん」とか言ってガラケーを使い続けるのだろうか。



2クール続く「相棒」や「科捜研」以外のドラマはそれぞれ最終回を迎え、さて次のドラマにめぼしいものはあるだろうか。個人的に気になるのはカズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」のドラマ化。いつか本を読まなきゃな~と思いながらも先延ばしにしていた作品。

ドラマ化の主演は綾瀬はるかですか、そうですか…。また妙な俳優による妙なシナリオのドラマにならなきゃいいんですけどねぇ。最近の書籍のドラマ化は「微妙」を超えて「珍妙」なのが多いですから。一時期話題になった「流星ワゴン」も原作を読んだけど、なんであんなシナリオになった?って首を傾げることも意外と多かった。


いい機会だから読むか。先延ばしにしていた「わたしを離さないで」の原作。








ああ、そうだ。もしかしたら年内最後の更新かもしれんので、ブログにお越しくださっている皆様に一応ご挨拶を。


今年も私は変わらずネガティブで人間不信で社会の嫌われ者でした。それでも去年と違っていることといえば、25になってようやく専門家として本職に就けたことでしょうか。それまでは人生に右往左往して、何がやりたいのか自分でもサッパリだったのだが、なんとか資格を取って専門の仕事に就いたことでやっと霧が晴れてきた気がします。

だが…。これはあくまで足がかり。私にはもっとデカい夢がある。来年が駄目なら再来年、それでも駄目なら何年かかってもいいから絶対叶えたい。そんな自分の生きる目的みたいなものを見つけられただけで、今年の1年はけっして無駄ではなかったと思う。


来年もたぶんネガティブは健在。あまりに人間不信で動物にしか心を許せず、LINEなどの人間集団からは必ずといっていいほど排斥される。管理人がこんな奴でも懲りずにブログに足をお運びくださる方々には心から感謝しています。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。






…年末年始の前にクリスマス?


地球上の全生物に等しく聖夜が訪れますように。

そう毎年願っているのだが、叶ったことはないですね。
まずこの私に聖夜が訪れたこと自体ありませんから。



(年の暮れまでネガティブでほんとすみません)



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コメント

こんにちは。
先日、コメントを差し上げた者です。

現在は、仕事の合間を縫って、心理学の勉強をしております。
大学を卒業して約10年が経過し、心理学を専攻していなかったため、落ちこぼれ学生になりそうで不安です。

「わたしを離さないで」の原作は、素晴らしい作品だと思います。
私は原作者の大ファンでして、最近邦訳された「忘れられた巨人」という作品も、かじりつくように読んでおりました(笑)。
「わたしを離さないで」のような作品を読むと、どんなに人間不信な方であっても、ある種の人(たとえば作者)に対しては、信じざるを得ないような境地になるように感じています。

寒くなってきたので、お体にはお気をつけください。
素敵な年末年始になりますように。

てっきり学生さんかと思っていたら、社会人の方でしたか! 失礼いたしました。
私の同級生にも社会人を経験して大学院に入った方が何人かいらっしゃいました。「若い人の価値観にはついていけん」などとおっしゃっていましたが、専門知識に関しては同程度だったように思います。社会を経験していない私の方が世間知らずで恥ずかしかったですし。

今日、本屋で「わたしを離さないで」を探してみたのですが、探し方が悪かったのか見つけられず、取り寄せようかと考え中です。オススメされてますます読みたくなってきました。

コメントありがとうございました。よいお年をお迎えください(´∀`)♪

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ひとりごと

  • 今年初めてふるさと納税をした。どこかの特産品が欲しいとかは特になく、クラウドファンディングの企画があったのでそれにした。自分の生活を鑑みれば米か肉でも返礼品としてもらえばよかったのだろうが、それができないあたり管理人の変なプライドがある。微々たるものだが少しでも地球のためになればいいと思う。
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