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2015年8月22日 (土)

元気に育てアゲハちゃん

半年に1回ほど来るネガティブ発作の真っ只中か。

この時期はやみくもにパソコンをしたり、ゲームをしたり、まともに休息を取らないため目が充血して真っ赤。ただでさえ目の持病を抱えていて大事にしなきゃいけないのに!


この時期はとにかく人と心を開いた会話をしない。他人となにかしら喋って自分が傷付くのを避けている。他人と会話をすると、自分が言うだけでなく相手から言葉が返ってくる。それが一番イヤ~な気持ちになるのでそもそも喋らない。その代わり、動物や植物、物言わぬ家電などとよく喋っている。彼らとは私が一方的に喋るだけで、相手から何も言葉が返ってこないのでものすごく楽。

当然ながら仕事は別です。私の仕事は他人と喋らなきゃそもそも成り立たない。仕事と私的な会話はまた違うのよ。仕事とは違って私的な会話は猛烈に疲れるし、なにより面倒くさい。一銭にもならない他人の発言を聞き続けるのは本当に苦痛なんだべや。





現在の私の話し相手(?)は、数日前の猛暑日に保護したアゲハチョウの幼虫2匹。名前も付けて可愛がっている。

いつもはああいう生き物は自然淘汰に任せるんだけど、あまりにも暑い日にカラカラのミカンの葉っぱの上にいたのでつい保護してしまった。朝起きたとき、仕事から帰ってきたとき、食事のあと、風呂のあと、寝る前、私が一番頻繁に顔を合わせているのは彼らかもしれない。



こうして真剣に飼ってみて思ったけど、単なる昆虫にも言葉と心があるんだな。餌のミカンの葉っぱがないと、頭を振って「ご飯がない!」とアピールする。はいはい、今すぐあげます~と葉っぱを持ってきて中に入れると、早速ムシャムシャと美味しそうに食べている姿がまた可愛くてなぁ。

現在、1匹はサナギになり、もう1匹はバカでかいキャタピーに成長している。2匹ともきれいなアゲハチョウになればいいと思う。1mmもないような卵から鳥のフンに擬態した黒っぽい幼虫が生まれ、それが脱皮を繰り返して今度は葉っぱに擬態した緑色になり、最終的にはサナギになってチョウとして羽化する。まさに生命の神秘。何度見ても感動する。






それに引き替え、ヒトはサナギにもならんし、羽化もしないから観察していてあんまり面白くない。「本能」と「私利私欲」は根本から意味が違うと思う。仕事に行くのに町を歩いていても、大勢の私利私欲の持ち主が道を行き交っている。それを眺めているだけで疲れる。で、半年に1回ほどは人々から離れ、動物や植物とお友達になる時期が来る。



今年のお盆休みに日帰りで海水浴に行ったのだが、世話になった宿の主人はキャンキャン吠えるチワワを飼っていた。宿の主人によると「噛みつくから絶対に手を出さないで」らしい。荷物を取るときにもえらい吠えられ、仕方なく(チワワに向かって)謝りを入れると、ピタッと吠えるのをやめてくれた。

ちょうどこの日、夕飯に立ち寄ったファミレスで、店員に向かって因縁をつけているおっさんを見かけた。店員の言葉遣いがどうの、サービスがどうの、接客がどうのとでかい声で絡んでいた。「金を払わせて帰らせようってのか?」「このまま居座ってレジ止めてやるぞ」などと怒鳴り散らすおっさんの姿に、ふと思い出したのは昼間のチワワだ。あの犬の方がずっと話がわかるし、このおっさんは確実にあのチワワ以下。私利私欲で生きている人間の方が、犬よりずっと下等で恥ずかしい存在だと思った。





自分の認識が歪んでいるのかもしれないが、私が日ごろ出くわす人々のほとんど全員が私利私欲で理不尽だ。バスに乗っているとき、道を歩いているとき、店に入って買い物をしているとき、ことごとく見なくていいところに目が行ってしまい、ひとりで勝手に憔悴している。アゲハチョウのような神秘さを持った人なんてこの世に存在しない。


今日、夏休み中の中学生2人を殺して遺棄したと思われる容疑者が逮捕されたが、なぜ人はそういう残忍な行為に手を染めるのだろう。どうして人は私利私欲から抜け出せないのだろう。こういうことを考え始めると夜も眠れなくなり、自分を含めたヒトのことがどんどん嫌いになっていく。結局最後にネガティブになるのは自分なんだから、こういうことはやらない方がいいんだけどな。






はぁ……。


アゲハチョウの幼虫たち……。

サナギの中はドロドロに溶けてるってほんと?



お盆の時期、家で死んだ動物たちを埋葬した花壇に線香を上げ、手を合わせた。ここには昆虫やら魚やら、鳥やらハムスターやら、いろいろ埋まっている。だが、あの日以来、どうも気が落ち込んでいる。10や20ではきかない彼らの名前をひとつずつ挙げるなんて無茶をしたからかな……。魂があっちの世界に引っ張られているのだろうか。



なんにせよ、明日もまた元気よく幼虫たちにおはようを言いたいものです。籠の外から私が呼びかけている声、彼らに届いているのかな。うるさい奴だとか思われていないだろうか。


それでは皆さん。良い夢を。



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ひとりごと

  • GYAOで『ペット・セメタリー』を観た。ホラー小説で有名なスティーブン・キング原作である。この手の映画はなぜヤバい奴がいるとわかっている屋敷にひとりで踏み込むのだろう。バラバラにされた人体の一部でも降ってきたらどうするんだ!と思ったが、そんなことはなかった。ちなみにペットとタイトルに名がついているものの、結局一番怖いのは人間だと理解した。
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