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2014年8月10日 (日)

台風目下のセミ

うーむ、我が地元に「避難準備」が出されたらしい。
勧告ですらない。これは具体的に何をするものなのだろう?

よくわからないが、現在も凄まじい大雨と暴風である。
京都は近畿でもいつも台風が逸れていく場所であり、大雨洪水警報と暴風警報が発令されるのは(私の記憶では)随分と久しぶり。土砂災害警戒情報?も出されているらしく、確かに近くの山が崩れたらひとたまりもないなぁと思っている。

皆さんもお気を付け下さい。



雨が吹き込んでくるのでベランダの窓を閉めているのであるが、ふと気付くとそこに一匹のセミがいた。


Pap_00892

よく見えないが、私にとってはこれがギリギリの距離。
だって飛びかかってこられたら嫌だもん~。

一応ベランダには屋根があるため、夜のうちに雨宿りに来たのだろうか。最初は死骸じゃないかと思ったけど、よろよろと弱々しく動いている。どうやら生きているらしいが、たぶんもうあんまり長くない。鳴かないからメスかなぁ。


知っての通り、セミは成虫の姿になってから7日しか生きられない。そのうちの貴重な1日(しかもおそらく最後の1日)をこの台風の中、我が家のベランダで過ごすというのか・・・。おい、しっかりしろ。たとえあと1日でも頑張って生きろ! 私がここから見てるから!!

・・・とガラス窓を隔てた部屋の中から応援する。部屋に入れるなりして助けてやればいいのでは?と思った人、私は基本的に野生動物(昆虫を含む)には手を出さない。生きるも死ぬもその生物次第、人間が迂闊に手を出せば困るのは相手である。浦島太郎のカメのようにいじめられていたら話は別だが、今回の敵は台風という自然災害。このまま放っておくのが一番いいだろう。
触るのが怖いとかそういう理由ではありません。


さっきから裏返ったり元に戻ったり、足をバタバタさせたり羽をしおれさせたり、なんかもう長くない感じだなぁ。ベランダに吹き込む風雨にさらされて、なんだかものすごくかわいそう・・・

こいつは7日(も生きられなかったかもしれないが)、どういう人生を生きてきたのだろうな。そのうちの1日(もしかしたら最終日かもしれない)を台風でぶち壊しにされ、セミに心があれば今どういうことを思っているのだろうか。恋は実ったのだろうか。子孫を残せたのだろうか。兄弟はいたのだろうか。
などと、おもわず我が身に照らしてセンチメンタルになったりして。ああいう姿を見せられると自分ももっと頑張らないとなぁ・・・と思う。

ちっぽけな命だなぁ。小さいなぁ。せっかく羽を持っているのに、自然災害の前には何者も無力なのだなぁ・・・。そう考えると近所の雀さんとかどうしているのだろう。野良猫の身も心配だ。見にいってやりたいが、そんなことをしたらたぶん自分の命が危うくなる。(もはやそのレベル)





・・・と、ここまで書いて昼飯を食べて戻ってくると、ありゃ~ひっくり返ったまま動かなくなっている。死んじゃったかな。生きろ!頑張れ!とエールを送ったが、さすがにもうダメか・・・

今はちょっとまだ外に出られないので、台風が過ぎ去ったあと死骸がまだそこに残っていれば家の花壇に埋めてやります。すさまじい暴風で飛ばされないことを祈る。雨で流される危険性もあるな。誠に情けない限りであるが、人間はまだしばらく家から出られません。



しかし、えげつない台風だ。

我が地元で最も警戒すべきは土砂災害。皆様もそのほか大雨や暴風、高波など気を付けてお過ごしください。身の危険を感じる前に早めの避難を。などと言いながら自分はまだ家でセミの死骸に思いを馳せているのだが・・・





・・・とここまで書いて確認すると、あれ? まだ生きてるじゃねーか。

死骸じゃなかった。すみません。裏返しになってバタバタ足を動かしている。まだもう少し生きられるかな。頑張れ、ガラス窓を隔てたここから私が見ているから。よし、メスのような気がするからセミ子と名付けよう。セミ子、台風が過ぎ去るまで頑張って耐えろ!










同日20時……追記。


台風は無事に過ぎ去り、勝手にセミ子と名付けたセミはベランダでまだ生きていた。朝から半日近く暴風雨にさらされたのに、なんという生命力!と感動しながらちりとりで身体をすくい、花壇の土の上に放してやった。

30分ほどして見にいくと、その姿はすでになかった。自力で逃げ出したか、それとも鳥に食われてしまったか。植木鉢の陰に放したはずだから、やっぱり自力で逃げたのかな。ふと耳を澄ませば、台風が過ぎ去った夕焼けに響くセミの鳴き声。


セミ子は鳴かないので私はメスだと解釈したが、もしかしたらオスだったかもしれない。なんとか逃げ出して今も生きているとしたら、私はセミ子の生命力と根性を心から称賛する。いや、今ごろ力尽きていたとしても、私はあいつの生きざまに本気で感動した。人間も見習うべきである。


老い先短い命なれど、台風の暴風雨にさらされてなお生きていたセミ子。

よし、お前、来世では人間になれ。そして会いにこい!


私もセミ子に負けぬよう、明日からも仕事を頑張ろう。風雨にさらされまくっても生き続ける、なんかその姿にひとりで勝手に感動した! 私もどんな逆風にさらされようとも、精いっぱい今を生きよう。ありがとう、セミ子!

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ひとりごと

  • 趣味関係で浮かれ騒ぎながらも、じいちゃんの初盆の墓参りにはちゃんと行きました。近い身内が亡くなったのはじいちゃんが初めてで、本人の魂は今どこにあるのだろう?と真剣に考えてしまった。遺影と位牌は実家にある。遺骨と墓は霊園にある。本人の身体は焼けて煙になった。なら魂はいま何処に? お盆ってそもそもなんのためのイベントなの?冷静に考えると不思議だ。
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